成績を上げるためには自宅学習!

数学の解説動画の作成開始しました。
チャンネル登録お願いいたします。

動画ページへ

【数学ⅡB】因数定理【中央大・中京大】

因数定理 数学IAIIB
スポンサーリンク

因数定理を理解しよう

ヒロ
ヒロ

因数定理を当たり前だと思えるようにしよう。

【因数定理の解釈】
 例えば2次式 $f(x)=ax^2+bx+c$ が2つの1次式の積に因数分解できたとする。$x^2$ の係数が $a$ だから
\begin{align*}
ax^2+bx+c=(x+p)(ax+q)
\end{align*}
の形に因数分解できるはず。ここで,$f(\alpha)=0$ が成り立つとき,$\alpha+p=0$ か $a\alpha+q=0$ のどちらかが成り立つことになる。
 もし $\alpha+p=0$ が成り立つなら,$p=-\alpha$ であるから,$f(x)$ は $x-\alpha$ を因数にもつ。また,$a\alpha+q=0$ が成り立つなら,
\begin{align*}
ax+q&=ax-a\alpha \\[4pt]
&=a(x-\alpha)
\end{align*}
となるから,やはり $f(x)$ は $x-\alpha$ を因数にもつことになる。
そもそも,$x$ に $\alpha$ を代入したときに,その多項式が0になるのだから,$x-\alpha$ というカタマリがあるのは当然だね。
 このように考えれば $f\left(\dfrac{b}{a}\right)=0$ のときに $f(x)$ が $ax-b$ を因数にもつことも当たり前だと感じることができるようになるだろう。
ヒロ
ヒロ

したがって,多項式 $f(x)$ を因数分解するときには,$f(\alpha)=0$ となる $\alpha$ を見つけることが重要となる。

タイトルとURLをコピーしました