Contents
- ページ1
- ページ2
- 1 正弦のグラフ
- ページ3
- 1 余弦のグラフ
- ページ4
- 1 正接のグラフ
- ページ5
- 1 三角関数のグラフの対称性
- 2 三角関数のグラフの周期性
正弦のグラフ
ヒロ
$\sin\theta$ は 単位円周上の点の $y$ 座標であることを考えて,$y=\sin\theta$ のグラフを描いてみよう。
【$y=\sin\theta$ のグラフ】
下図のように,角 $\theta$ の動径と単位円の交点をPとすると,P$(\cos\theta,~\sin\theta)$ となる。
$0\leqq\theta\leqq\pi$ における $\sin\theta$ の値は次のようになっている。
下図のように,角 $\theta$ の動径と単位円の交点をPとすると,P$(\cos\theta,~\sin\theta)$ となる。
$0\leqq\theta\leqq\pi$ における $\sin\theta$ の値は次のようになっている。
\begin{align*}
\begin{array}{|c||c|c|c|c|c|c|c|c|c|}\hline
\theta& 0& \dfrac{\pi}{6}& \dfrac{\pi}{4}& \dfrac{\pi}{3}& \dfrac{\pi}{2}
& \dfrac23\pi& \dfrac34\pi & \dfrac56\pi& \pi \\\hline
\sin\theta & 0& \dfrac12& \dfrac{1}{\sqrt2} & \dfrac{\sqrt3}{2}& 1
& \dfrac{\sqrt3}{2}& \dfrac{1}{\sqrt2}& \dfrac12& 0 \\\hline
\end{array}
\end{align*}
また,$\pi\leqq\theta\leqq2\pi$ における $\sin\theta$ の値は次のようになっている。\begin{array}{|c||c|c|c|c|c|c|c|c|c|}\hline
\theta& 0& \dfrac{\pi}{6}& \dfrac{\pi}{4}& \dfrac{\pi}{3}& \dfrac{\pi}{2}
& \dfrac23\pi& \dfrac34\pi & \dfrac56\pi& \pi \\\hline
\sin\theta & 0& \dfrac12& \dfrac{1}{\sqrt2} & \dfrac{\sqrt3}{2}& 1
& \dfrac{\sqrt3}{2}& \dfrac{1}{\sqrt2}& \dfrac12& 0 \\\hline
\end{array}
\end{align*}
\begin{align*}
\begin{array}{|c||c|c|c|c|c|c|c|c|}\hline
\theta& \dfrac76\pi& \dfrac54\pi& \dfrac43\pi& \dfrac32\pi
& \dfrac53\pi& \dfrac74\pi& \dfrac{11}{6}\pi& 2\pi \\\hline
\sin\theta & -\dfrac12& -\dfrac{1}{\sqrt2} & -\dfrac{\sqrt3}{2}& -1
& -\dfrac{\sqrt3}{2}& -\dfrac{1}{\sqrt2}& -\dfrac12& 0 \\\hline
\end{array}
\end{align*}
点をとって滑らかに結ぶことによって,下図のように $y=\sin\theta$ のグラフを描くことができる。\begin{array}{|c||c|c|c|c|c|c|c|c|}\hline
\theta& \dfrac76\pi& \dfrac54\pi& \dfrac43\pi& \dfrac32\pi
& \dfrac53\pi& \dfrac74\pi& \dfrac{11}{6}\pi& 2\pi \\\hline
\sin\theta & -\dfrac12& -\dfrac{1}{\sqrt2} & -\dfrac{\sqrt3}{2}& -1
& -\dfrac{\sqrt3}{2}& -\dfrac{1}{\sqrt2}& -\dfrac12& 0 \\\hline
\end{array}
\end{align*}
ヒロ
次のアニメーションを見ることで,円周上を動く点Pの $y$ 座標と連動した点Qが動いて $y=\sin\theta$ のグラフを描く様子を確認することができる。