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6個のボールを3つの箱に入れる問題

6つのボールを3つの箱に入れる問題 数学IAIIB
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(7)の解答

6個のボールを3つの箱に分ける方法について考える。次の分け方は何通りあるか。
(7) ボールを区別して,箱を区別せず,箱には少なくとも1個ボールを入れる。

ヒロ
ヒロ

箱に区別がないときは,ボールが入っている箱の個数で分類しよう。6個のボールを区別するから,分かりやすくするために,①~⑥の番号を付けて具体的に考えることが重要。

ヒロ
ヒロ

まずは $(4,1,1)$ のときを考えよう。

【4個,1個,1個に分けるとき】
今までは少ない方を選んできたけど,これは多い方を選ぼう。つまり,まず6個のボールから4個を選んで1つの箱に入れる。この時点で残っているボールは2個だから1個ずつ1つの箱に入れれば良い。この考え方だと
\begin{align*}
\nCk{6}{4}=\nCk{6}{2}=15~通り
\end{align*}
もし,少ない方から選ぶとちょっと面倒臭くなる。
最初に6個のボールから1個を選んで1つの箱に入れる。
次に残りの5個から1個を選んで,別の箱に入れる。
最後に残った4個を空いている箱に入れる。
これで分けられるが,最初に選んだ1個と次に選んだ1個で,番号が入れ替わっただけのものが存在する。
例えば,最初に①を選んで,次に②を選んだときは
\begin{align*}
①,~②,~③④⑤⑥
\end{align*}
と分けられる。また,最初に②を選んで,次に①を選んだときは
\begin{align*}
②,~①,~③④⑤⑥
\end{align*}
と分けられる。
今は箱を区別せずに考えるため,この2つの分け方は同じ分け方になってしまう。したがって,1つの分け方に対して二重に数えていることになるから,2で割って
\begin{align*}
\dfrac{6\Cdot5}{2}=15~通り
\end{align*}
としなければならない。
ヒロ
ヒロ

次は $(3,2,1)$ のときを考えよう。

【3個,2個,1個に分けるとき】
$(4,1,1)$ のときと異なり,個数が違うので,小さい方から順に選んで箱に入れていけばよい。
6個のボールから1個を選んで箱に入れる。
残りの5個のボールから2個を選んで別の箱に入れる。
最後に残った3個のボールを空いている箱に入れる。
\begin{align*}
6\times\nCk{5}{2}=60~通り
\end{align*}
ヒロ
ヒロ

最後に $(2,2,2)$ のときを考えよう。

【2個ずつの3組に分けるとき】
3つの箱をA, B, Cと区別して考える。まず6個のボールから2個を選んでAに入れる。次に残りの4個のボールから2個を選んでBに入れる。最後に残った2個のボールをCに入れる。これは3つの箱を区別して考えているから,箱の区別をなくすために $3!$ で割る。
\begin{align*}
\dfrac{\nCk{6}{2}\times\nCk{4}{2}}{3!}=\dfrac{15\times6}{6}=15~通り
\end{align*}
ヒロ
ヒロ

ということで,以上を加えて,$15+60+15=90$ 通り。

ヒロ
ヒロ

1つずつ具体的に数えると大変なので,一気に計算する方法も身に付けよう。

【(7)の別解】
(6)と(7)の違いは箱を区別するかしないかであり,(7)では箱を区別しないから,(6)の数え方で箱の区別をなくして
\begin{align*}
\dfrac{540}{3!}=90~通り
\end{align*}

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