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塾と通信教材(進研ゼミ・Z会)を併用することで得られる学習効果

塾と通信教材(進研ゼミ・Z会)を併用することで得られる学習効果 勉強法
塾に通っているけど通信教材(進研ゼミ・Z会)をするのって意味あるの?
通信教材(進研ゼミ・Z会)をしているけど塾にも通った方が良いの?

この記事では,進研ゼミやZ会のような通信教材と塾・予備校を併用することの意味や学習効果について説明します。

具体的には,あなたがいま住んでいる都道府県内の大学への進学をしたい現役高校生で,塾か通信教材のどちらかで勉強しているとします。

塾に通っていて,通信教材やってみようかなと考えていたり,通信教材を利用していて,塾にも通った方が良いのかなと考えている場合は,この記事を読むことで悩みを解決できると思います。

現時点での悩みや不満をリストアップしよう

いま現在,塾か通信教材のどちらかで勉強しているのに,これらを併用することを考えているということは,何らかの悩みや不満があるからでしょう。

抱いている悩みや不満によっては,塾と通信教材を併用することで解決するものもあります。

まずは現時点での悩みや不満をリストアップすることで問題点を明らかにしましょう。

塾と通信教材の併用で解決できない悩みや不満

次のような悩みや不満については,塾と通信教材の併用では解決できないかもしれません。それぞれの悩みについて分けて説明します。

塾に関する悩みや不満

授業についていけない。

授業についていけない場合に,通信教材で補おうとするのは微妙です。授業についていけない理由は「これまでの学年で習得しているはずの知識がないから」あるいは「授業のレベルが高すぎるから」のどちらかでしょう。

どちらの理由であれ「ゆっくり説明してくれれば分かる」というのは間違いです。普通の速さで説明した内容をゆっくり話したところで,理解できないものは理解できません。通常考えられる速さの範囲内なら,説明スピードによって理解が変わることはないでしょう。

正確には「既に分かっているとされていることの説明を省略せずに,すべて復習して思い出させて,丁寧に説明してくれれば理解できる」ということでしょう。

つまり,授業についていけない最大の原因は,知識不足にあると考えられます。したがって,その状況で通信教材を始めたとしても,書かれている内容を理解できない可能性があるので意味がありません。これは市販されている参考書を利用した学習についても同様のことが言えます。

身近な有名な例として,青チャート・黄チャートのようなチャート式を考えましょう。一般的にチャート式は説明が丁寧じゃないと言われています。そこで,分かりやすくするために,生徒目線に立って解説が書かれたものとして誕生したのがFOCUS GOLDですが,知識が乏しければ,少し丁寧に書かれたくらいでは理解できないでしょう。

「じゃあどうすれば良いんだ!」と怒られそうですが,手っ取り速いのは,中学の内容を復習することです。ただし,自分ではどの知識が抜けているかが分からないから,通っている塾の先生や学校の先生に相談しましょう。どの知識が抜けているかを指摘してもらったり,使用するテキストについて,適切なアドバイスを貰うのが最適でしょう。

通信教材に関する悩みや不満

続かない。挫折しやすい。
1人で勉強する必要がある。
質問するのが難しい。

このような悩みは通信教材を利用しても解決されないことが多いです。1つずつ説明していきます。

続かない

まず最初の「続かない。挫折しやすい。」は多くのサイトで書かれていることですが,まったく理解できません。仮に通信教材を辞めて塾に通うことにしたとしても,授業を受けるだけでは行きたい大学に合格することはあり得ません。

また,通信教材や塾という学習方法に関係なく,市販されている問題集や参考書を使う学習もするはずです。通信教材で家に届けられる冊子1冊の厚さは薄いものです。それが定期的に届くだけで続かないと言ってる時点で負け組なんです。

逆に1冊の厚さが薄いから,1冊をやり終えたときの達成感をより多く感じることができてやる気が出るんです。これはスモールステップ法を利用した効果的な学習方法と言えます。

薄い参考書すら終わらせることができないなら,青チャートのような分厚い参考書なんて絶対にやりきることはできないでしょう。

そもそも「勉強」の意味を辞書で調べると次のように出てきます。

無理にでも(=強)努力して励むこと。

勉強することが嫌いな人の方が多いと思います。したがって,無理にでも努力して勉強しないといけないのです。

つまり「続かない」と弱音を吐いているようでは,塾に通っても,どうせ授業を聞いてるだけで勉強したつもりになるだけなので,何も解決しません。

1人で勉強する必要がある

「1人で勉強する必要がある。」も意味が分かりません。勉強は1人でするものです。友達と楽しく勉強している人がどこにいますか?それはただの雑談でしょう。

また,塾でよく聞くのは「さっきの授業分からなかったよね?」という負け組の慰め合いです。「分からない」と同意してくれる仲間を増やしたいだけの集まりです。良い友達もできるでしょうが,悪い友達もできる可能性があります。わざわざ塾に通って悪い友達を増やす必要もないと考えます。大学へ行けば,もっと多くの良い友達ができますよ。

基本的に,負の言葉を発する人とは距離を置いた方が良いです。ちゃんと「勉強」をしましょう。

すぐに質問できない

「すぐに質問できない」というのも地方に住む人の場合は,塾に通う理由にはなりません。塾に通っていても,すぐに質問できない状況は多々あります。大学生がチューターとして常駐しているような都市部の塾なら,すぐに質問できるため,塾に通うことで解決できるでしょう。

しかし,地方にはそもそも大学生がいません。質問できる時間は授業と授業の休憩時間しかありません。したがって,塾に通ったとしてもすぐに質問できないという状況は変わりません。そもそも質問したいのなら,学校の先生に質問すれば良いはずです。

塾に通うことによって解決できる通信教材に対する不満

通信教材に対する不満の中で,塾に通うことによって解決できるかもしれないものを挙げます。

あなたの通う高校から進学している大学について知りたい。
家で勉強できない。

大学に関する情報を知りたい

大学入試に関する情報については,塾に通わなくても,進研ゼミやZ会でも十分手に入れることができます。

進研ゼミやZ会のような通信教材で手に入れにくい情報は,推薦入試などの一般入試ではない情報です。基本的に,推薦入試については学校の先生が詳しいので,学校の先生に聞くことで情報を手に入れることができます。

一方で,塾は過去問分析に優れているので,毎年のように合格者を出している大学の入試対策を完璧にできるはずです。塾生のデータもあるため,実際に合格した人が行っていた勉強方法をいくつか具体的に聞くことができます

あなたの通っている高校から多くの生徒が進学している大学については,通信教材より,地元の塾の方がより具体的で詳しい情報を持っているはずです。

家で勉強できない

色々な家庭環境があるため,家で勉強できない人もいるでしょう。家以外で勉強できる場所としては図書館が良いのですが,閉まる時間が早くてあまり勉強できないこともあるでしょう。

ファミレスは遅い時間まで空いていることが多いのですが,最近では「勉強するのを遠慮して欲しい」という掲示が置かれている店もあるので注意が必要です。

市町村が運営している会議室を利用するのもオススメです。8畳の部屋を1時間100円で借りることができるところもあります。自分で探すのが面倒であれば,市役所などの役場に問い合わせれば,すぐに教えてもらえます。

家以外の勉強場所がどこにもない場合,塾の自習室を借りるというのも1つの手になるかもしれません。ただ,授業を受けないけど,自習室だけ借りるというのが許してくれるような塾が多いか少ないかについては,よく分かりません。授業を受けずに自習室だけ借りるのは,なんとなく居心地が悪そうということだけは分かります。

通信教材によって解決できる塾に対する不満

塾に通っている場合に感じる不満の中で,通信教材を利用することで解決できるかもしれないものを挙げます。

学校の進度に合っていない。
説明は理解できるけど,自分が書いた解答が正しいか分からない。
入試には必要だけど,塾の授業がないから不安。

学校の進度に合っていない

最初の「学校の進度に合っていない」ですが,複数の高校に通う生徒で構成されるクラスでよく起こります。大抵はメインの高校があるため,その高校の進度に合わせて授業が進められるはずです。

したがって,少数派の生徒にとっては,学校で学習している単元とは全く異なる単元を塾で学習することになってしまいます。既に知っている単元では退屈な授業になるでしょうし,まったく知らない単元ではさっぱり分からないということになるでしょう。

ただ,そういう不満があっても塾を辞めたくはない状況はあります。まずはクラス分けを塾に提案するのが良いでしょう。それが叶わない場合は通信教材を利用することで解決できると思います。

「通信教材でも学校の進度に合わないんじゃないの?」と言われそうですが,いまは通信教材も進化しています。

確かに,僕が進研ゼミをやっていたときは,送られてくる教材の順序を変えるなんてできませんでした。しかし,今では,学校の進度と教材が合っていない場合の対策がなされています。

例えば【進研ゼミ高校講座】 では,英語・数学・国語について,学校の進度に合わせた教材を届けてくれる「進度SOS」サービスが追加受講費不要で利用できます。WEBからの申し込みであれば,契約月からの受付が可能という状態で,至れり尽くせりですね。僕がやっていたときとは時代の差を感じます。

また,Z会の通信教育では数学のみ,学校と学習順序が異なることが判明した場合,教材を届ける順序を変更できます。

書いた解答の添削指導をして欲しい

僕自身は塾に通いつつ,進研ゼミもやっていましたが「自分が書いた解答はどれくらいの点数なのか」を知りたくて毎月添削課題を提出していました。

ぶっちゃけ問題を解くだけなら,市販されている問題集でも,塾のテキストでも用は足ります。

困るのは数学なら解答に載っていない解法で解いたときです。客観的に見て,これでも正解なのか,途中で間違っていた場合は何点くらいの点数が貰えるのか,ということは自分では分かりません。したがって,通信教材の添削課題を利用することで,それが目に見える形で返却されます。

また,英語では英作文や和訳の添削にかなり期待していました。英作文も模範解答と違っていても正しければマルを貰えますし,間違っている場合はどこがどう間違っているかを丁寧に書いてくれます。

和訳については直訳では意味の分からない日本語になる部分を意訳する必要があるわけで,この訳し方で良いのかどうかは,分かる人に見てもらわないと正しいかどうか判断できません。

添削課題を提出しないのなら,通信教材をする意味はないと言っても良いでしょう。

通っている塾に希望する授業がないから不安

推薦入試や個別試験で小論文が課される場合があります。通っている塾に小論文対策講座があれば,それを受講すれば良いでしょう。

しかし地方の塾では小論文の対策講座がある方が稀です。ほとんどの場合,国語の先生が無料で小論文の指導を行っているでしょう。ただ,指導できる人数にも限りがありますし,そもそも引き受けてくれるかどうかも分かりません。

また,学校の先生が指導してくれる場合もあります。しかし,受験のプロではないため,塾と学校の先生の両方に添削を依頼すると,言われることがバラバラになることがほとんどです。この状況は何回も見てきましたが,一番困るのは生徒自身でした。どっちにも良い顔をしようとして,出来上がった小論文は何を言いたいのか理解不能な文章になります。こうなると合格できるものもできなくなります。

通信教材であれば,小論文講座も用意されていて,しっかりと添削されて返却されます。塾や学校に小論文の対策を期待できない場合は,通信教材を利用するのが最も効果的だと考えます。

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塾と通信教材の併用についてのまとめ

塾と通信教材を併用する場合は,何のために併用するのかをしっかり考えるようにしましょう。

それらを併用しても,悩んでいることを解決できない場合もあります。塾によっては,一度入ると辞めるのが難しい塾もありますから注意が必要です。生徒が辞めたいと言っても,結局説得されて,そのまま辞めずにズルズルと通って成績が上がらないというのもよく聞きます。

「通信教材はすぐに辞めることができるからとりあえず始める」という考えも実は微妙です。何事においてもそうですが,辞めることを前提で考えている人は,何をやっても中途半端に終わることが多いです。

塾に通う場合は,しっかりと説明を聞きますよね?時間がなければ資料を送ってもらうはずです。

通信教材を始める場合も同じです。まずは資料をよく見て,どんなサービスなのかを見極めることが重要です。

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