Contents
- ページ1
- 1 証明問題の主な4つのパターン
- ページ2
- 1 問題を簡単化する
- ページ3
- 1 公式を応用する
- ページ4
- 1 3文字の対称式
- ページ5
- 1 与えられた条件をうまく使って証明しよう
- 2 まとめ
問題を簡単化する
ヒロ
ただ,このままでは難しいので問題を簡単化しよう。
ヒロ
まず,文字が3つあるのを1つ減らそう。
「$\,x,~y$ のうち少なくとも1つは $a$ に等しい」になりますね!
ヒロ
いいね!さらに簡単にするために,$a$ を0にしてしまおう。
「$\,x,~y$ のうち少なくとも1つは0に等しい」になります。
ヒロ
そうだね。じゃあこの事柄を数式で表すことを考えよう。
わからないや・・・
ヒロ
悩んでるね。もう少し分かりやすい文章に直してみようか?
「$\,x=0$ または $y=0$ 」ですか?
ヒロ
そうだね!ここからもう一歩進もう。できれば1本の等式で表そう!そして,これが意外と難しい。
同値変形「$\,x=0$ または $y=0\,$」を1本の等式で表せ。
ヒロ
さぁ,しっかり考えよう!
2本の等式じゃダメなんですか?
ヒロ
ダメだね。この逆の変形は今までに散々やってるよ?
マジか・・・
ヒロ
じゃあヒントを出そう。
今までに散々やってきた変形「$\,x=-2\,$ または $\,x=5\,$」となる直前の等式を1つ書け。
なるほど・・・分かりました。
「$\,(x+2)(x-5)=0\,$」ですか?
ヒロ
正解!文字が1種類になるとかなり簡単になることも分かったね。さっきの問題はもう出来るね?
「$\,xy=0\,$」ですね!
ヒロ
そうだね!$xy=0$ から $x=0$ または $y=0$ への変形は2次方程式を解くときにやってるよね?ただ,その逆は考えたことがないから難しく感じるんだ。